イヴァリースの大空の遙か彼方に蜃気楼のごとく浮かぶいくつかの大陸状の大きな島と、それを取り巻く小さな島々の総称。神の領域にもっとも近く、太陽の加護を受けた大いなる浮遊大陸(プルヴァマ)とされている。
それぞれの島に含まれる浮遊石の性質が異なることから、島によって気候の特色が大きく異なる。
各地でエグル族と呼ばれる有翼人が暮らしているが、かつて繁栄していた彼らも減少の一途をたどり、現在では遺跡となった建物でつつましい生活を送っているのみである。翼を持つエグルたちの住居の入口は、空の高みにあることが多く、それが独特の建築様式となっている。
レムレースは数千年前、この空の神「フォルサノス」によって興された世界であり、彼は現在もこの世界を“聖晶石”という魔石の力で司っていると伝えられている。
レムレースの周囲には、強力なミストの結界が張り巡らされ、何千年もの間、外界からの接触が遮断されていた。それゆえに浮遊大陸レムレースの存在を知るものはなく、わずかに地上の空賊たちの間で“伝説の浮遊大陸”として言い伝えられているのみであった。
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